2025年1月号|糖尿病と生活習慣の改善
1. 糖尿病とは
糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気で、初期には自覚症状が少ないのが特徴です。
放置すると、網膜症・腎症・神経障害といった合併症を引き起こし、失明や人工透析が必要になるケースもあります。
特に働き盛りの世代では、健康診断で「空腹時血糖」「HbA1c」が基準を超えていても放置されがちですが、早期の生活改善が非常に重要です。
2. 原因とリスク要因
- 生活習慣:過食、運動不足、間食の習慣、夜遅い食事などが主な要因です。
- 体質:日本人はインスリンの分泌量が少ないため、遺伝的に糖尿病になりやすいとされています。
- ストレスと睡眠不足:ホルモンバランスが乱れ、血糖値が上がりやすくなります。
3. 予防・改善のためにできること
- 食事:栄養バランスのとれた食事、ゆっくり噛んで食べる、朝食を抜かない。
- 運動:1日20〜30分程度のウォーキングや筋トレ。エレベーターを階段に変えるだけでも効果あり。
- 体重管理:BMIを意識した減量、腹囲の管理。
- 健康診断の活用:血糖やHbA1cの定期チェックと、異常値への早期対応。
職場での健康づくりにも取り入れやすく、従業員のエンゲージメント向上にもつながります。
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